それは本当にニーズを汲み取っているのか。〜「誰もが自由に選択できる未来」を目指して〜
おはようございます。
「金澤ゆい」です。
私は民間企業で働いている時から、将来的には女性のキャリア支援の事業を行いたいと思っておりました。
出産をしてキャリアを諦めた友人や、とても優秀なのにパートでしか戻れない女性を多く見てきました。
そんな方々が、自分たちの強みを活かしてスモールビジネスを始められる支援を行いたいと思っておりました。
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現在の日本において、女性の指導的立場の方は、3割もおりません。
政治家で見てみますと、東京都内には、小選挙区・比例含め42人の代議士がいますが、女性はそのうちたったの2人です。
衆議院議員においても、たったの9.9%です。
男性の方も、国会議員の9割が女性である社会を想像してみてください。
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しかし、だからといって安易に女性比率を増やすのも躊躇われます。
なぜなら、まずは女性が「管理職になりたいのか」「政治家になりたいのか」その気持ちがあるのかを見極める必要があると思うからです。
なりたい人はいるが、なれる環境でないのであれば、それは環境を是正するべきではあります。
というのも、私は理系でした。
理系か文系か、それは自分で選択できることだと思いますが、理系は女性が非常に少ない分野です。
つまり、理系と同じように、管理職や政治家に”興味がない”という可能性も高いと思っております。
その他には、そもそも諦めており、その選択肢に気づいていなかった、というパターンもあるかもしれません。
男性においても、出世コースが管理職しかないからその選択肢を取っているだけで、本当はプレイヤーでいたかったり、主夫を行いたい場合もあるかもしれません。
今のご時世、ペルソナはシンプルには描けず、複合的になってきています。
過去のフレームに囚われた考え方では通用しない時代です。
だからこそ、多くの方の話を聞いて、調査して、ニーズを汲み取っていく必要があるかと思います。
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とはいえ、令和の時代を迎えてもなお「出産か、キャリアか」という二択を迫る社会には、まだまだ政策のテコ入れが必要です。
永田町には女性の当事者目線が足りておりません。
「出産も、キャリアも」「出産したら豊かになった」と感じられる、女性のキャリア復帰支援・起業支援を推し進めます。
そして女性のみならず「誰もが自由に選択できる未来」を目指し、多様性あふれる社会をつくってまいります。