金澤ゆい公式サイト

2020.09.11

グリコを退職しました。本日から「意識高い無職」です。~新たなスタートへ~【中編vol,3】

※グリコの掲載内容は、過去にWEBや、講演会などで話した内容のみ記載しております。

おはようございます。

「金澤ゆい」です。

今回は、グリコでポッキーのマーケティングを行なってた際の、私の代表企画と言える企画を紹介いたします。

ぱっと見、華やかに見える職業ですが、多くの調整や、コピー1つ決めるのにも100個以上のアイディアを出したり、一緒に仕事をしたい会社に飛び込み営業したり、しまいには段ボールのサイズを考えたり・・・

何屋さん?と思えるようなことを手広くやってきました。

ハッキリ言って、普通に仕事をしていても、普通の成果しか残せません。

誰よりも勉強して、誰よりも消費者に向き合い、企画に向き合う必要があります。

何個の企画がボツになったか分かりません。
たくさん、悔しい思いもしました。
でも、諦めないで何度も挑戦しました。

頑張った分、報われるかは分かりませんが、頑張らないと結果は残せないと思います。

目の前の現実に、不平不満を言うくらいなら、そのパワーを他へ向けてみてください。

やりたいことがあるのであれば、チャレンジしてみてください。

私はいつも、人生は1度きりと思って、チャレンジしています。

4.金澤ゆいの代表作品と思える企画

ポッキーチームに行ってから、数多くの企画を担当しましたが、その中でもお気に入りの企画を紹介します。

いずれ、どうやって考えたか、なども紹介したいとは思っています。

アーモンドクラッシュポッキー

つぶつぶいちごポッキー


発売から約30年。
私が大幅なリニューアルを担当しました。
下記の、新と旧を見てもらえれば分かるかと思います。
イメージカラーを変えたりするのは、
ユーザー離脱の危険があるので慎重になる案件です。
また、つぶつぶいちごポッキーに関しては、
味も大幅にアップデートしました。
調査もたくさんしましたし、保守的な方々とぶつかりもしました。
結果的には、大成功でした。

ロングセラーブランドは、ユーザーをどう離脱させずに、
ノンユーザーを取ってくるか、そのバランスが大切
です。

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 つぶつぶいちごポッキー           アーモンドクラッシュポッキー

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いちごの「つぶつぶ感」
アーモンドの「ぎっしり感」
がすごい。
と千鳥さんを起用した企画もしていました。

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午後の紅茶とのコラボレーション
(現在は終売)

この企画は、約5年間続きました。
ロングセラーブランドだからこその悩みがあります。
ロングセラーブランドも、もっと面白くなる!
新しいコラボの形を追求した商品です。

第1弾〜第4弾のコラボ商品

このコラボの詳細については、下記の記事を読んでいただければと思います。
アドタイデイズのコラムです。
今すぐ使える手法や考え方を記載しております。
マーケティングをやっているかたには、ぜひご一読いただきたいです。

https://www.advertimes.com/20180806/article274727/embed/#?secret=nxjlTQt9uW

ちなみに、このコラボレーションに関しては、本を出版しております。
マーケティングの初心者や、何かやったるぞ!と思っている方、コラボレーションを今後検討している方、他社との企画の進め方など、多くのことを学べる1冊です。

スプラトゥーン「ポッキーフェス」

リアル(お菓子)と、ゲーム(フェス)とTwitterを連携させた
大きなイベントでした。
11月11日の「ポッキー&プリッツの日」に合わせて実施。
任天堂さんと連携しながら、今までにないくらいの盛り上がりを狙いました。

私はゲームからもクリエイティブなアイディアをもらうことが多く、昔から任天堂さんのファンでもありました。
今後も一緒に企画をしたいと話していたので、いつかまたご一緒できたら面白いと思っております。

↓ポッキーフェスの公式サイト
 メンバーで作ったHPの中でも、世界観を追求した自信作です。
https://cp.pocky.jp/splatoon2018/

Pocky THE GIFT
(ギフトポッキー)


ポッキーブランドを使用して、初めて店舗を出した企画です。

これは本当に思い入れが深いです。
企画をしてアウトプットにいたるまで、約2年ほど費やしました。
関わった方々も、100名以上にのぼると思います。
その中で、たった1人のリーダーとして推し進めるのは、
とても大変でしたが、やりがいがありました。
今でも、一緒に企画してきたメンバーとは仲良しです。
たくさんぶつかり、喧嘩もして、
他社のプロジェクトメンバーとも熱いディスカッションして、
やっと世の中に出せた企画でした。

 ポッキーは「Share happiness!」をうたっていますが、現在販売しているスーパーやコンビニ、それ以外の場所でも「Share happiness!」を届けられないかと考え始めたのが企画の始まりでした。

そこから紆余曲折して「プチギフト市場」に着目。

買う瞬間から、誰かにシェアする瞬間、食べる瞬間、全てがHappinessになってほしい、という思いを込めました。

 パッケージは余計なものを省き、ポッキーのアイコンと、それぞれの特徴を連想させる色合いでシンプルにしました。
一瞬でポッキーと認識できるアイコンを生かしたデザインへ。
色彩心理学なども組み込みました。

話すと長くなってしまうので、以下のHPにて、商品への想いや、ラインナップや、ギフトのアイディアなどを載せております。

↓Pocky THE GIFT
https://cp.pocky.jp/gift/

いつも企画をする時「今日、誰かの笑顔が1つでも増えれば良い。未来の普通を創りたい。」と思って企画をしてきました。

その気持ちを忘れずに、今後も活動やビジネスに向き合っていきたいと思います。