金澤ゆい公式サイト

今、目の前にあるモノ・コトの背景ストーリーは何か。あなたは何を届けたいのか。

おはようございます。

「金澤ゆい」でございます。

本日は、豊洲、深川エリアを中心に活動してまいりました。

朝の駅頭では、三次ゆりか江東区議会議員が「1日議員体験」を行っており、その一環として、議員体験のメンバーが駅頭に参加いたしました。

チラシ配りの配る側の気持ちを知ることで、過酷さを知るとともに、人の優しさに触れられたのではないかと思います。

SNSで「帰りも豊洲駅で待っています」ということを投稿したところ、何名かの方がその投稿を見て駆けつけて頂き、とてもうれしかったです。

本当に励みになります。

ありがとうございます!

また、夜は松本みつひろ杉並区議会議員が応援に来てくださりました。

先輩が来てくださると、様々なことを吸収できるので、ありがたいかぎりです。

豊洲駅は出口が多いため、駅をご利用の皆さま全員にチラシをお配りするには、たくさんのボランティアさんが必要です。

ぜひ、ご参加お待ちしております。

さて、23日には新しいiPhone12が発売されます。

5Gにも最大限に対応し、それでいて電池消耗は少なく、強度も4倍以上強化されているとのことです。

マーケティングの仕事をしていた以前からですが、新商品や新技術のニュースを聞くとワクワクします。

マーケティング(※)の仕事をしていたことで、商品を生み出す苦労やストーリーが垣間見えるようになり、今まで手にしていた何気ない商品1つにも、様々な思いを巡らせるようになりました。

そして、仕事の参考にしたり、一消費者として純粋に商品を楽しんだりしておりました。

(※)マーケティングの仕事の定義は会社によって異なります。私の行っていた領域は「戦略・分析・企画(コンセプト等)・ファイナンス・デザイン・味覚・SCM・広告・PR・SNS・EC(通販)…」の川上から川下までとなります。

私たちが日常で何気なく手にしている全てのモノやコトの背景には、多くの方々の苦労と努力が隠れています。

必ず、誰かがつくっています。

感慨深いですね。

きっと、つくった方々は、その先にある私たちの笑顔を想像してつくったことでしょう。

時にそのような背景ストーリーを想像しながら、今の環境に感謝して、そしてつくる側になった時、つくることが目的ではなく「その先にいる人たちへ、何を届けたいのか」ということを忘れずにしていきたいと思います。

きっと、どの立場の人にも通ずることだと思います。

では、また明日。

グリコを退職しました。本日から「意識高い無職」です。~新たなスタートへ~【中編vol,2】

※グリコの掲載内容は、過去にWEBや、講演会などで話した内容のみ記載しております。

おはようございます。

「金澤ゆい」です。

本日は、湾岸エリア、新大橋、古石場、森下、牡丹、亀戸などのエリアで活動してまいりました。

本日は連載企画の続きになります。

ポッキーのマーケティングをして、企画してきた内容の一例紹介です。

お菓子やアイス、日用品や化粧品、普段何気なく使っているものでも、実は多くの方が関わって発売されており、見えない背景ストーリーがたくさんございます。

ちょっとしたものでも、実は裏にストーリーがあるんだと思うと、なかなかに感慨深い気持ちになります。

3.企画してきたもの

ポッキーはシンプルな商品ですが、期間限定品も多いですし、キャンペーンなども多いです。

異動してきたばかりの頃は、期間限定品やキャンペーンなどで、ポッキーブランドの全体像を把握することを行いました。

そしてその後も、数多くの商品を企画いたしました。

多すぎるので、その一部を抜粋して紹介します。

本日は、少しマニアックな商品を紹介させていただきます。

※各商品に付随しているキャンペーンも企画しています。

<企画の一例>
(発売は順不同)

冷やして鳴らそうお菓子のいいね
(現在は終売)
夏場のポッキーを冷やして鳴らして、音を奏でよう!
というチャレンジCPです。
クリプトンさん(初音ミクも展開している音の会社)と
一緒に音階について研究し企画化しました。
結果は、難しすぎたのが反省です。
ミクさんの動画や服も企画しました。

画像4
画像5
画像6

カラフルシャワー
(現在は終売)
これは企画した中でも、一番好きな商品でした!
裏面コピーは機能性ではなく、
情緒性をメインに置きました。
ポッキーの中でも、今までにない商品でしたね。

画像7

クプルドフリュイ
(現在は終売)
これもだいぶ挑戦的なデザインと中身の商品でした。
バレンタイン限定商品です。
良い意味で遊ばせていただきました。

画像8

from JAPAN
(現在は終売)
インバウンド向け商品です。
この画像ですと2つ合わせると「お盆」になりますが、
左右を逆にすると「富士山」が見えてきます。
こういった細部にもこだわるのが好きでした。

画像9

シェアハピBOX
こちらは「デザインシンキング」の手法を使って企画した商品です。
EC限定品になります。
デザインシンキングについては、そのうちブログでも紹介したいと思っております。

画像10

本日は、少しマニアックな商品を紹介いたしましたが、季節限定品のような期間限定の商品でも、通年で売っている商品に匹敵するぐらいの裏のストーリーがございます。

どんな商品を開発するにしても一番大切なのは、商品の先にいる「お客さま」です。

企画をしていると、目的からずれてしまったり、各部門の目標が異なるのでぶつかったり、紆余曲折することもあるかと思いますが、最終的なゴールはいつも同じです。

いつだって立ち戻るところは「お客さまに喜んでもらいたい」いたってシンプルです。

つい忙しいと目の前のことに追われて、本質的な目的を見失いがちですが、そんな時こそ一呼吸。

ビジネスに限らず、最終的には同じだと思います。

明日からも、頑張ってまいりましょう!

次回は、私の代表的な企画を紹介したいと思います。

グリコを退職しました。「意識高い無職」です。~新たなスタートへ~【中編vol,1】

※グリコの掲載内容は、過去にWEBや、講演会などで話した内容のみ記載しております。

おはようございます。

「金澤ゆい」です。

グリコを退職して、約4ヶ月。
あっという間のような、まだ4ヶ月のような、本当に1年前には想像もしていなかったような環境に現在はいます。

人生、何が起きるかわからないですね。
だからこそ、面白いのですが。

本日はやっと、退職ブログの中編を書きたいと思います。

↓前編は下記になります。

1.ブランディングを学びたい

キャラクター商品を好き勝手つくっていたら、入社2年目に突入。

ここで思うわけです。

「”ブランディング”学べていない気がする・・・」

そこで私は、グリコで最もブランディングを学べて、学べそうな先輩がいるグループを探し始めました。

そしてたどり着いたのが、

「ポッキーブランド」です。

画像2
ポッキーチョコレート

誰もが知る!?

あの赤い箱のスティックチョコです。

どうしたらポッキーチームに行けるか?

社内では公募という方法があります。

考えた結果・・・ 

公募!

ではなく、人事とマーケティング本部長に自己プレゼンしに行くことに決めました!

公募は手続きが大変。
時期も待ってられない。

なので、自らを売り込むことにしたのです。

ここで私の思う、自分を売り込むポイントは、下記です。

・こんな成果を残してきました。

・ポッキーチームに行きたい理由は〇〇です。

・将来的にポッキーブランドを○○に成長させます。

・先行投資と思ってお願いします! ←ここ大事。

そして、話してから数ヶ月後、まさかのタイミングでポッキーチームに異動に!

正直、想定していたより早かったですし、急でした。

ちなみに、人事は1人の意見ではそう簡単に動かないので、この時は運も良かったとしか言いようがありません。

別のタイミングで、アメリカで仕事したいとその時は公募したのですが、行けませんでした・・・

しかし、何事も行動してみるのが大切です!

そして「最年少のポッキーメンバー」に!

2.制約の苦しみ

ポッキーチームにきて思ったことは、

・メンバーが優秀!

・関連部門の方も優秀!

・予算が潤沢!

(他のメンバーが優秀ではないということではなく、ずば抜けて優秀な人が多く集まっていました。その時のメンバーが特に。)

しかし!

・ロングセラーブランドなので制約がたくさんある。

そう、ロングセラーゆえに、ちょっと変えようとすると、ポッキーらしくないという壁が・・・

そもそも「スティックにチョコ」がポッキーだから、永遠に「スティックにチョコ」について考えなくてはならない。

考えてみてください、「スティックにチョコ」で何個アイディア思いつきますか?

・・・

昔1度、「スティック状のものに何かついてれば」ポッキーである、という定義に勝手にして「グミにキャンディ」でポッキー!と提案したら、即効で却下されました。

ブランドを育てるのも担当者、またブランドを壊すのも担当者です。

私は自分の性格上、制約があることが苦手なことは分かっていました。

しかし、そこも学ぶ必要があると思っていました。

そんな中で異動してきて最初に苦戦したのが「抹茶ポッキー」です。

(下記が完成品)

画像3
ポッキー<濃い深み抹茶>

抹茶ってそんな商品に大差ないように思いますよね?

抹茶での差別化は本当に大変でした。

毎日、抹茶ばかり考えて、大好きな抹茶を危うくキライになるところでした。

ここではリニューアルの詳細は省きますが、私が制約を克服できたのは、先輩の一言がキッカケでした。

それは「制約も楽しむくらいの気持ちでやれ」です。

当たり前なんですけどね、私の中では「制約=足枷」みたいになっていました。

そこから気持ちが入れ替わり「制約の多さはブランドの強さでもあります。その中でどうすればうまくできるか。」を考えるようになりました。

その頃、宣伝会議さんにインタビューを受けた記事を載せておきます。

↓「強い想いとビジョンを胸に、ポッキーの未来を切り拓く若きマーケター」宣伝会議R30のホープたち
https://mag.sendenkaigi.com/senden/201806/R30/013294.php

ビジネスであろうと、政治であろうと、ブランディングやコンセプトは非常に重要です。

今は、自分のブランディングやコンセプトに、悩まされている現状ですが・・・

明日は、私が企画した商品のご紹介をできればと思っております。

活動も引き続き、頑張ってまいります!